こんにちは!初瀬です。寒さが厳しい時期になってきて、乾燥も気になるようになってきました。
加湿器を使って湿度をうまくコントロールする方も増えているのではないでしょうか?その中で、せっっかく加湿器をつけたのに、床がびちょびちょになってしまった、なんて経験はありませんか。
今日はその原因を探りつつ、どう対処すればいいのかをお話ししていこうと思います。
びちょびちょになってしまう原因は?
せっかく加湿器をつけたのに、朝起きてみたら加湿器周りの床がびちょびちょになっているのを経験したことある方は多いのではないでしょうか?
これは、加湿器から水が漏れてしまった、というわけではもちろんありません。では、なぜ床がびちょびちょになってしまうのか、その現在を紐解いていこうと思います。
超音波式の加湿器を使っている
加湿器にもいくつか種類があります。その中で実は、比較的加湿器周りが水浸しになってしまうものがあるんです。それは、【超音波式タイプ】の加湿器、です。
超音波タイプの加湿器は中に入った水をその名の通り、超音波を発生することで振動が生まれ、それが水面に伝わり微細なミストが出てきて湿度を上げる、という仕組みになっています。
超音波タイプの加湿器は加熱をするわけではないので、電気代が安い・起動してすぐに加湿を始められる・デザインも豊か。とメリットが多いのも事実です。
その一方で、赤カビが発生しやすい・ウイルスが繁殖しやすい・そして加湿器周りの床が濡れやすい、といったデメリットもあるんです。
これは、先に述べたように振動させて出てきた微細なミストが加湿器から発生する仕組みとなるので、大雑把に言ってしまえば霧吹きの中に水を入れて、空中でシュッシュしているのと同じということになります。
こうイメージすると床が濡れるのもすこし頷けるのではないでしょうか?
いくら霧吹きでも同じ場所で大量に吐き出し続ければ当然ミストも水滴となり床に落ちてしまいますよね。こういった理由で超音波式の加湿器の場合、比較的床が濡れてしまいやすい原因と言われているんです。
加湿のしすぎが原因
続いては湿度が高くなりすぎて床が濡れてしまう、というパターンです。
部屋の中で過ごすとき、最適な湿度は50〜60%と言われています。
これを下回ってしまったり、逆に超えてしまうと、私たちではなくウイルスやカビたちにとって最適な環境になってしまうほか、床が濡れてしまう原因になってしまうんですね。
そのほかにも、加湿のしすぎて部屋の中に加湿器から発生された湿度が充満し水道の中に含まれているカルキや塩素も広がってしまい、家具や窓が白っぽくなってしまう原因にもなってしまいます。
加湿のしすぎを防ぐために、タイマー機能を使って調整してみたり、タイマー機能がない加湿器の場合にはタンクの中に入れる水の量を調整したり、湿度計を購入して部屋の湿度を確認しながら加湿器を活用していきましょう。
低い位置に加湿器を設置している
例えば、加湿器を棚などの上ではなく床にそのまま置いてしまっていたり、低い家具の上に設置はしていませんか?
加湿器から発生されたミストがそのまま床に落ちてしまって濡れてしまう、ということもあります。部屋の中に広がり蒸発する前に床に落ち続け、やがて水滴になってしまって朝起きたらびちょびちょだった、ということもあります。
高い位置からであれば床に落ちていくまでの過程で蒸発して床が濡れてしまうということを防げます。
高めの机の上や家具の上に設置することで濡らしてしまう原因を取り除いていきましょう。目安として、床から70〜100cm程度離しての設置がおすすめです。
空気の循環ができていない
これも低い位置に設置してしまっていることと近いのですが、空気自体がうまく循環できていないと加湿器の周りだけが加湿しすぎな状態になってしまい、加湿器周りの床が濡れてしまう原因になってしまいます。
これを防ぐためにはサーキュレーターを併用したり、エアコンをつけて空気の流れを作ることが良いと思います。
同じ場所で加湿器の湿気が停滞してしまうとその分床が濡れてしまうまでの時間も短くなってしまうので、少しだけ意識をしてみていただければと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?
せっかく加湿器をつけて快適に過ごそうと思ったのに、床がびちゃびちゃになっていた、なんて気分が下がってしまいますよね。でも加湿器を買うとよく「あるある」な事象。
加湿器を設置する位置や時間を気にするだけでも床を濡らしてしまうことを避けることができます。実際に私もタンクの中の水を減らしたり、超音波式の加湿器からハイブリット式や加熱式に買い替えを行うことで、超音波式のものよりもかえって長期で使えたり、床を濡らさずに済んだ経験があります。
どれか1つでも取り入れていただいて、床が濡れずに快適に冬を過ぎすことができますよう、祈っております!