テレビの買い替え、どれを選べばいい?【倍速機能編】

電化製品

こんにちは初瀬です。

年末年始も近づいてきて、TVを買い替えようかなと考えている方も多いのでしょうか?昔はブラウン管だけだったのが薄型の液晶テレビになってそこからmini LEDや有機ELなど様々な仕組みのものが増えてきました。

そこで、今日はスポーツやゲームなどを視聴、プレイするときにTVの映像が滑らかに動いて見えるかどうかに重要な倍速機能について触れていこうと思います。

倍速機能とは

TVの機能である、「倍速機能」とは映像の滑らかさや動きの美しさを向上させるための技術で、高速で動くシーン(スポーツやアクション映画など)の視聴体験を快適にするものを指します。

実際にこの倍速機能がついているかいないかで結構画面の見え方が変わってきます。

イメージするなら「走っている人」をパラパラ漫画で作る時に、極端ですが10枚の紙で作るのか、50枚の紙で作るのかではかなり差が出てきますよね。

10枚で作成したものは動きが滑らかではなく動きがカクカクして見えてしまうと思いますが、50枚で作った方はかなり滑らかに動いて見えるのではないでしょうか。

これがTVにおける倍速機能です。

動きがかくついてしまうと視聴していても目が疲れしまう原因にもなりますし、どうせなら滑らかに動いて見えたいですよね。

ここから先はこの倍速機能をもう少し詳しく見ていこうかと思います。

倍速機能の仕組みとは

倍速機能(モーション補間やフレーム補完とも呼ばれる)は、テレビの映像処理技術を使い、元の映像のフレーム間に新しいフレームを生成・挿入しています。

フレームとは先ほどパラパラ漫画で例えた紙の枚数を指します。

これにより、通常の映像(例えば1秒間に60フレーム)を倍のフレーム数(120フレーム/秒)で再生することが可能になり、動きが滑らかに見えるようになる、ということですね。

フレーム補間の技術

テレビでは以下の手順で倍速表示を行っています

  1. 入力信号を分析: 映像内の物体の動きを検出
  2. 中間フレームの生成: 元のフレーム間の動きを予測し、新しいフレームを作成
  3. フレーム挿入: 元の映像に生成したフレームを挟み、倍速表示を実現

このようにTVの中で処理をしてくれている関係で映像が滑らかに見えているんですね。

倍速機能があることでのメリットは?

・動きの滑らかさが向上する

スポーツやアクション映画・アクションゲームなどの速い動きでも、映像がカクカクせず滑らかに表示されるので、迫力が増しますね!

・モーションブラーの軽減

「モーションブラー」と呼ばれる高速な物体が画面を横切る際にぼやけてしまう現象が抑えられる

・視認性の向上

特に大画面テレビでは、画質の違いが顕著に感じられる

倍速機能があることでのデメリットは?

倍速機能があることでのデメリットは正直少ないは少ないですがいくつかあるので少しだけここも紹介をしていこうかと思います。

・ソープオペラ効果の発生

倍速表示により映像が滑らかすぎて、90年代ごろのシャキっとした映像である映画やドラマの質感が返ってぬるぬる動くことにより、「安っぽく」感じられる場合があり、これを指します。

だいぶ前ですが2017年とか2018年に少し話題になったことがあり、本来の映像の良さを損なってしまうため毛嫌いされてしまうことがありました

・映像遅延

中間フレーム生成には計算時間がかかるため、リアルタイムでの反応が求められるゲームプレイには適さないことがある

消費電力の増加

高度な映像処理を行うため、テレビの消費電力が増えることがある

どのような作品を好む人に向いている?

倍速機能とは上記してきた通りでTVの映像を滑らかに動かすことできる機能です。そのため、高速で動くシーンの多い野球やサッカー、バスケットボールといったスポーツ番組。アニメ鑑賞が好きな方、かっこいアクションシーンや動きの多いスポーツゲームなどが好きな方にはピッタリだと思います。

まとめ

今回はテレビを選ぶ際のおすすめポイントである「倍速機能」について記事にしてみました。

せっかく好きな映像作品を見るなら質感にも拘って鑑賞したいですよね。見比べる機会は実際にテレビを購入するタイミングくらいしかないですが、実際に購入の際のお手伝いができていたら嬉しいです。

最近だとドラマやアニメでもかなり映像が動いたり4Kや有機ELやmini LEDなどTVもさまざまな種類があるのでまたそのあたりにも触れていきたいな、と思います。

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